楽譜の超基本1 〜 ト音記号とヘ音記号の意味を知ろう

楽譜の超基本1 〜 ト音記号とヘ音記号の意味を知ろう

ピアノの音域って結構広い

ピアノって鍵盤がいくつあるか知っていますか?

白鍵、黒鍵含めて、全部で88鍵あります。

ピアノの鍵盤

鍵盤を左に行くほど低い音、右に行くほど高い音になっています。
ずいぶんと、まあ、横に長く並んでいますよねえ。

ちなみに、いちばん左側の低い音はこんな音です。

反対に、いちばん右の高い音はこんな音です。

低い音から高い音までダーっと弾くと・・・

ずいぶん音域が広いですね〜

あっ、これは別にGGが弾いたわけじゃありませんよ。

(パソコンくんに演奏させてます。)

ピアノは音域がとても広く、また、それぞれの音が同時に出せますので、高い音でメロディーを奏でながら同時に低い音で伴奏を演奏したりということができる楽器です。

ですので、こういう特徴を持つピアノは、片手だけではその良さを引き出しきれません。文字通り、手に余ります。

だからピアノは、基本的に両手を使って演奏する楽器なんです。

鍵盤の右側のほうは主に右手で、左側のほうは主に左手で弾くわけなんですね。

だから、ピアノの楽譜は基本的に右手用の楽譜とと左手用の楽譜に別れて書かれていることが多いです。

楽譜のカタチを知ろう

ピアノの楽譜は、基本的に次のような右手用の楽譜と左手用の楽譜との2段構成で書かれています。

楽譜の基本系

上の段が右手用、下の段が左手用です。

上の段も、下の段も5本の線が横に走っていますね。

だから、楽譜のことを五線譜と呼んだりもします。

ちなみに、いちばん右の縦の2重線は、ここでおしまいという記号です。

ところで、なぜ、上が右手用、下が左手用ってわかるのでしょうか?

それは、それぞれの上の段、下の段のいちばん左に書いてあるマークを見るとわかるんです。

ト音記号とヘ音記号

ト音記号

上の楽譜では、上の段も右の段も何かマークが書いてありますよね。

上の段は、

ト音記号

下の段は、

で、それぞれ始まっています。

これらのマークは、楽譜が示す音域の位置がわかる記号になっているんです。

最初に、ピアノは88鍵あると言いました。

ピアノの鍵盤

88鍵ある鍵盤のどのあたりの音を弾くのか?

それがわかるマークだということです。

楽譜の上の段に書かれているマーク

ト音記号

これは、ト音記号といいます。

「トの音をここに書きますよ」という記号です。

トの音と言ってもわからないですか?

でも、ドレミファソラシドは知っていますよね。

このドレミファソラシドには和名もあって、ハニホヘトイロハと表わします。

ド・レ・ミ・ファ・・ラ・シ・ド
ハ・ニ・ホ・ ヘ ・・イ・ロ・ハ

です。

だから、です。

ト音記号は、「ソの音をここに書きますよ」という記号なのです。

ソの音をどこに書くのか?

ここです。

ト音記号のソの音

五線譜の下から2番目の線に交じる場所が、ト音記号のソの音です。

ト音記号は一筆書きで表しますが、書きはじめの場所がソの音になっているんです。

さて、ソの音の場所がわかれば、他の音の場所も全部わかります。

ソの音より低い音はソの音の場所より下の場所、ソの音より高い音はソの音より上の場所になります。

たとえば、ファの音の場所はここです。

ト音記号のファの場所

ファの音は、ソの音より一音低い音です。

ソの音は五線譜の下から2番目の線に交わる場所でしたが、ソの音より一音低いファの音は、ソの音よりちょっと下、五線譜のいちばん下の線と下から2番目の先の間の場所です。

ラの音の場所はここです。

ト音記号のラの音の場所

ラの音は、ソの音より一音高い音です。

五線譜での場所は、下から2番目の線と3番目の線の間です。

このような調子で、ト音記号の各音の場所を探っていくと次のようになります。

ト音記号の音階

楽譜は、五線のなかに入り切らないような音を書く必要がある時は、自身で五線の外に書き足して書きます。
だから、上の音階で、低い方のラの音よりもっと低い音や高い方のドより高い音も線を書き足して書き表すことができます。

さあ、これでト音記号で書かれた楽譜は、ドレミファソラシドの何の音が書かれているのか、もうわかっちゃいますね。

ところで、ソの音ってどの鍵盤ではどこの場所なのかわかりますか?

実はピアノの音は、白鍵と黒鍵の並びを見ればわかるようになっているんです。

ピアノには、2つ並んでいる黒鍵と3つ並んでいる黒鍵がありますね。

この並び方の違う黒鍵の位置で、ドレミファソラシドがわかるんです。

図で示すと、下のとおりです。

鍵盤の音

黒鍵が2つ並んでいるところの左下の白鍵の部分がドの音で、その隣の白鍵が
レ、その隣がミ、というふうに続くんです。

でも、ピアノは88鍵あって2つ並びと3つ並びの黒鍵はたくさんありますよね。

ピアノにはたくさんのソの音があるんです。

では、ト音記号が示すソの音って、どのソなのでしょうか?

これも、図で示すと下のとおりです。

ここのソです

ト音記号が示すソの音、ピアノではこの音です。

ヘ音記号

ついでに、下の段のマークの記号も説明もしちゃいましょう。

(多少、端折りますよ。)

ヘ音記号

これはヘ音記号といいます。

への音、つまりファの音の位置を示す記号です。

ファの音の位置はここです。

五線譜でのヘ音記号のファの音の位置

五線の上から2番目の線と交わる場所です。

ファの音の位置がわかれば、他の音の位置もわかります。

ヘ音記号の音階

このヘ音記号のファの音、ピアノではこの位置にあります。

88鍵でのヘ音記号のファの音の位置

音は、この音です。

ヘ音記号のファはト音記号のソに比べて、ピアノの鍵盤上では左側にありますよね。

ヘ音記号は、ト音記号に比べて、ピアノの鍵盤の左側のほうの音を表わすのに向いているんです。

ト音記号はは主に右手用、ヘ音記号は主に左手用というのはそういうわけからなんです。