よし、ピアノに挑戦するぞ!

小犬のワルツの思い出

その昔、小学生のときです。音楽室でクラスの女の子がショパンの「小犬のワルツ」を弾いてくれたことがありました。

 

ピアノを弾く女の子
その子の演奏は、習い始めの子どもが弾くピアノとは全然違っていました。

曲を弾き始めた瞬間、彼女の指は見たこともない速さで鍵盤を駆けまわり、それまで経験したことがない異次元の音楽がGGの耳を襲ってきたのです。

子どもの耳には凄まじい衝撃でした。

そのときの、まさに椅子から転げ落ちそうな衝撃と感動は、50年近く経った今でも忘れられません。

あっ、「小犬のワルツ」ってとても有名な曲すけど、子どもの頃のGGはこの曲を知りませんでした。一応、こんな曲です。

↓↓↓

 

すごいなあ、ホントにすごいなあ。自分もあんなふうにピアノが弾けたらいいなあ。

このとき、子ども心にもピアノに対する強烈な憧れの気持ちが芽生えました。

しかし・・・

無駄に過ごしてしまった・・・

子ども心に抱いた強烈な憧れとは裏腹に、奥手なGGは本格的にピアノを習うでもなく、小学校、中学校と義務教育を終え、その後も音楽の道を目指すというわけでもなく、普通の高校、親のスネかじってあまりパッとしない大学へと進み、そのまま学生時代を通り過ぎてしまいました。

そしてその後は、働いて、結婚して、子どもができ、子どもも成人して大人になり、気づいてみればいつの間にか還暦近くのおじさんになっていたのでした。

オレって、いままで何かをやり遂げたことがあったかな?

このまま何もしないで人生を終えてしまっていいのか?

最近はそう思うことも多くなってきました。

ピアノにしてもそうです。

実は、GGの家にはピアノがあるのです。
(電子ピアノですが・・・)

clavinovaの画像

GGの子どもがまだ小さい頃、ヤマハのClavinovaという電子ピアノを買い与えていたのでした。

自転車に乗せて、ヤマハ教室にも通ったっけなあ。

その子どもも、今はすっかり成人して独立しています。

今は誰も弾かなくなって、部屋の片隅にたたずむピアノ。

clavinova

足なんかも欠けちゃっています。

clavinova

型番は「CLP711」。対応メディアはフロッピ・オンリーで、もちろんUSBメモリなんか使えません。

とっくの昔に製造終了したモデルで、今や無料でプレゼントされることもあるみたいです。

あれ? 何かいい音だな。

持ち主と同じでポンコツかと思ったら、意外や意外、持ち主より全然現役です。

おい、Clavinova「CLP711」、お前まだ全然大丈夫じゃないか。

そう、電子ピアノは生ピアノと違って、調律とかのメンテをしなくても、買った時の音色が変わらないんです。

このピアノ、まだ使えるんだなあ。

その時、GGの頭の中には、あることがもたげてきたのでした。

せっかくピアノがあるんだし、今からでもピアノに挑戦してみようかな?

年を取ってからピアノに挑戦する人って結構いるみたいだし、もしかしたら自分だって上手にピアノを弾けるようになるかもしれないじゃないか。

何もしないでこのままお迎えを待つのは、いかにも寂しいぞ。

やらないままだと絶対後悔する。

いまさら失敗したって、どーってことにないさ。

後のことは考えないで、今からでいいからとにかくやってみよう。

と、忘れられないピアノへの想いと目いっぱいのプラス思考を自分に言い聞かせ、一念発起、ピアノへの挑戦を決意したのでした。

いつの日か、「小犬のワルツ」も弾いてやるぞ!
(ホントかね?)